|蒸し温活の効能
⚫︎汗の役割
・体温調節: 体温が上昇したときに汗をかくことで、体温を下げる。
・老廃物排出: 汗と一緒に少量の尿素や塩分などの老廃物を排出する。
・皮膚の保湿: 汗には保湿成分が含まれており、皮膚を乾燥から守る。
⚫︎蒸し温活で出る汗の特徴
・サラサラしている: 表面的な汗ではなく、皮脂腺から出る深部の汗で、ベタつかずサラサラしているのが特徴です。
・デトックス効果が高い: この汗には、体内の老廃物が多く含まれていると言われています。
・においが少ない: 通常の汗に比べて、汗のにおいが少ないのも特徴です。
⚫︎なぜサラサラした汗がでる?
・深部から温める: 体の中心部から温めるため、皮脂腺を刺激し、深部の汗を出すことができます。
・成分の効果: 例えば「よもぎ」には、発汗作用や解毒作用があり、体内の老廃物を排出するのを助けます。
・保湿
⚫︎サラサラ汗が良いとされる理由
・蒸発しやすい: サラサラ汗は水分が多く、蒸発しやすいため、体温を効率よく下げることができます。
・ベタつきが少ない: ベタつきが少ないため、肌への刺激が少なく、快適に過ごすことができます。
・ニオイが少ない: 細菌が繁殖しにくいため、体臭の原因となるニオイが少ない傾向にあります。
⚫︎ベタベタ汗が出る原因
・汗腺機能の低下: 汗腺の機能が低下すると、汗の中に必要なミネラルが一緒に排出されてしまい、汗が蒸発しにくくなりベタベタしてしまいます。
・皮脂の分泌過多: 皮脂の分泌量が多いと、汗と混ざり合い、ベタつき感が増します。
・生活習慣: 運動不足、冷え性、ストレス、不規則な生活など、生活習慣も影響することがあります。
・食生活: 塩分や脂質の多い食事は、汗の成分に影響を与え、ベタベタした汗の原因となることがあります。
◎汗腺
体を冷やして体温調節を助ける汗を生成する器官です。
エクリン汗腺とアポクリン汗腺の2種類があります。
エクリン汗腺は全身に分布しており、汗の水分の蒸発によって体の熱を奪い、体温を一定に保つ役割を果たしています。
アポクリン汗腺から出る汗は、精神的な緊張などで発汗します。
◎皮脂腺は、皮脂を分泌する器官で、真皮層にあり、毛穴に開口しています。
皮脂は毛穴から出て角層の表面に広がり、水分の蒸散を防いで肌のうるおいを守る役割を果たします。
気温が高くなると皮脂の分泌量が増加し、頭皮や額・鼻などの「いわゆるTゾーン」が特に多く分泌される部位です。
汗腺と皮脂腺は、それぞれ異なる目的を持ち、肌の健康に重要な役割を果たしています。